メンズアパレル店員が考えるファッションセンスの磨き方!おすすめのファッション本もご紹介します。
こんにちは!
ライフスタイル紹介ブロガーのひかるです!
僕は普段セレクトショップのアパレル店員をしているのですが、今回は僕なりに考えたファッションセンスの磨き方についてお話ししたいと思います。
この記事は次のような方にぜひ読んでいただきたいです。
・ファッションセンスを磨く方法を知りたい方
・ファッションが好きな方
・自分のファッションに行き詰まってる方
ファッションに対する考え方は人それぞれ違うと思います。
そのため、この記事も「そんな考え方もあるんだな」くらいに読んでいただけると嬉しいです。
それでは早速話していきたいと思います!!
僕がファッションに興味を持つようになった理由
まず僕がファッションに興味を持つようになった理由について話したいと思います。
僕が服装を気にしだしたのは大学生になってからです。
それまでは母親の買ってくる服を着るイオンモール系ボーイでした。
どうして大学生になってから服に興味が出てきたかというと正直「モテたかったから」です。
僕はごまかさないぞ、、あのデザイナーが好きだったから、とかカッコいいこと言わないぞ、、、
でも男なんてそんなもんですよね。
僕はこの理由は全然不純じゃないし、ファッションを好きになる入り口としては一番広いからむしろいいことだと思います。
そんなこんなで服に興味を持つようになった僕は、「もっとオシャレになりたい」この一心でいろんなところから情報をかき集めました。
ファッション雑誌を読んだり、アパレルスタッフの人とお話ししたり、ブランドのルックを見まくったり、、
毎日何かしらでファッションに触れる日々でした。
そのなかで自分なりに(ちょっと恥ずかしい言い方だけど)「センス」を磨いてきました。
その中での発見や経験を今回読んでくれているみなさんにお話ししていきたいと思います。
ファッションセンスを磨くには
ここから本題のファッションセンスを磨く方法についてになります。
「もっと色々あるでしょ!」とツッコまれる方もいると思いますが、今回は自分がピックアップした5つの項目でお話しします。
1.ファッションの知識を蓄える
ファッションセンスというのは知識量に比例します。
もっと言えば、ファッションセンス=ファッションに対する知識量だと僕は考えてます。
「ファッションセンスって感覚的なものじゃないの?」という声が聞こえてきますね。
もちろん感覚的な要素がゼロだとは思っていませんが、ファッションはほとんど知識で成り立っています。
例えば下のコーディネートを見てください。
ファッションに関する知識がない状態だと、なんとなくでオシャレだなあと思うくらいになってしまいます。
知識があるとどういう風に見えるのか、少し解説していきますね。
・コーディネートに使っている色は5色(バッグも含めて)と多めだけど、アースカラーで揃えているのでまとまって見えています。
まだ言えることはあるんですけど、この辺にしときますね。(笑)
こんな風に知識があると、何を意識してコーデを組んでいるのか分かるようになります。
その知識を自分のコーディネートに活かせる人が「オシャレ」と思われるわけです。
だから自分のなんとなくの感覚でコーデを組むのではなく、自分でここがポイントだよと説明できるような、知識に裏付けされたコーディネートができるようになりましょう。
具体的にどこでファッションの知識を身に付けるかというと、一番のおすすめはアパレル店員さんの話を聞くことです。
特にセレクトショップの店員さんは変態的に詳しい人が多いのでおすすめです。(笑)
このアイテムはどういう素材で出来ていて、どういうコーデに合うのかなど詳しく聞いてみてください。
きっと熱く語ってくれるはずです。
2.質のいい服に触れる
ファッションセンスを磨くうえで欠かせないのが、質のいい服を実際に見て触れることです。
確かにファストファッションの服の質も上がってきてはいます。
ただ、デザイナーズブランドやドメスティックブランドなど素材もデザインもこだわって作られた服を一回着てみてください。
本当に感動します。
僕は最初にAURALEEのジャケットを着たとき、試着室に15分くらいこもって鏡見てました。(笑)
デザイナーさんのこだわりや、その服が作られた背景を知るという作業は自分の感性を磨いてくれるはずです。
何よりもっと服が好きになります。
ただ質のいい服は値段も相応なので、もちろん買えるのが理想ですが無理せず気軽に試着だけでもしてみましょう。
3.ファッションに関する本を読む
ファッションに関する本を読むのも個人的におすすめです。
ファッションというものをいろいろな視点から見ることができるので、自分の考え方やファッションへの情熱にいろんな影響を与えてくれます。
おすすめの本をいくつかピックアップしてみます。
気になる本があったら是非読んでみてください。
・「服を作る モードを超えて」著者:山本耀司
あの世界的ブランド「Yohji Yamamoto」のデザイナーをされている山本耀司さんの著書です。
服を作るとはどういうことなのか、モードとはいったい何なのかなどファッション界に存在する難しい問いに対する山本耀司さんの考え方が描かれています。
また山本耀司さんの幼少期から現在までの話や、パリコレの裏話など面白い話題がたくさん載っているので一気に読んでしまいました。
この本の中で個人的に好きな文章をご紹介します。
この文章はとても心に残っています。
世界的なファッションデザイナーさんの生き方や考え方に触れられる機会はほとんどないので、ぜひ読んでみてください。
色んな刺激を受けるはずです。
・「ちぐはぐな身体 ファッションって何?」著者:鷲田清一
ファッションと身体の関係についてとても面白い観点から描かれた本です。
時代とともに変わるファッションへの価値観、服の着方に人のどんな心情が現れているのか。
著者の鷲田清一さんは哲学の専門家なので、この本も哲学的な側面を多く含んでいます。
ただ専門的な用語などはほとんど使われておらず、とても読みやすかったです。
この本を読めば、自分がどんな服をどういう風に着ていて、自分はどういう考え方を持っているのか見つめなおすきっかけになるはずです。
・「20世紀ファッションの文化史ー時代を作った10人ー」著者:成美弘至
シャネルやディオール、マルジェラなど20世紀を代表するファッションデザイナー10人を取り上げ、彼らがファッション界に与えた影響をまとめた一冊です。
彼らなしで今のファッション界は成り立たないといえるほど時代を変えた人たちです。
ファッションの歴史を学ぶときに絶対に押さえておくべきなので、ファッション史に興味がある人はぜひ読んでみてください。
4.色んな文化に触れる
ファッションセンスを磨くには、ファッション以外のいろいろな文化に触れることも大切です。
ファッションは言葉と同じで、その人の普段の生活や考え方がにじみ出るものだからです。
本や音楽、絵画などなんでもいいので自分が夢中になれるものを見つけてそれに熱中する時間が自分のファッションセンスにも影響を与えると思います。
もうこれは言ってしまえば感受性を磨くという話になるかもしれません。
良いものの良さにいつでも気付ける感覚を養うのがファッションセンスを磨く第一歩だと考えています。
5.ファッションを楽しむ
ファッションって楽しいことだけじゃないと思ってます。
個性的な服を着ていたり、派手なアクセサリーをつけていたり、大勢の人と違うことをすると偏見の対象になることがあります。
同じ服好き同士なのに系統の違いでけなしあったり………。
悲しいことに今の時点でこれらの問題が解決するとは思えません。
ただ唯一の対抗策はファッションを目一杯楽しむことだと思います。
否定的な他人の目をはねのけるくらい自分の「好き」を押し出す。
これが自分だけのファッションセンスを磨いていくと考えています。
いつかファッションだけじゃなくて、お互いの好きなものを認め合える時代が来たらいいですね!
まとめ
今回は僕の考えるファッションセンスの磨き方についてお話ししました。
かなり個人的な意見の強めの記事になってしまいましたが(笑)、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
これからも一緒にファッションを楽しんでいきましょう!